EVENT 応募は6/13まで❣『PUBG:BATTLEGROUNDS』× ツイキャスEsports ゲーム大会 EVENT 【抽選は6/4まで】大当たりを出して北海道の恵みをゲット🐟牛乳の日キャンペーン EVENT 映画▶アーカイブ公開中▶🎬ソロモンの偽証 後篇・裁判
こーぼーくんと通読併読師団
朗読はスポーツ!

愚管抄

愚管抄
国立国会図書館の国史大系
dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/991104
岩波 日本古典文学大系
中公 日本の名所9

神皇正統記と双璧を為す日本の歴史書。
リクエストを頂いて、読んでみた。
中世は本当に苦手なのだけど…家系図複雑すぎて。

慈円の考察はどれもユニークで、歴史って後から見たときに「ここから武士の世になった」とか判断できるわけで、渦中にいる人にとっては「茹で蛙」さながら判別がつかないと思う。特に慈円は、本人が登場するわけだし。
けれど慈円の感覚はなかなか鋭い。理解力が半端ない。
3巻から書き始められたらしいので、3巻から読んでみた。

清盛は厳島の修復をしているのだけど、そのご加護によって厳島明神が安徳天皇と化生した、つまり竜王の娘なのだ。ゆえに宝剣とともに(※三種の神器のうち、鏡と玉は回収できた)海の底に帰っていったのだろう。武力の象徴たる剣は、武士が表立って天皇を守る世になったから役目を終えたので、天皇の元へ戻ることはなかったのだ、という考察がおもしろかった。
…で、以前読んだ「太平記」中に、伊勢神宮から「竜宮から返還された剣が海岸に打ち上げられた」と剣が献上されるエピソードがあったけど、あぁアレにつながるのか!と…

ここには出てこないけど、清盛は高野山も修復してます。後ほど、高野山で不思議な僧侶に呼び止められるという体験をするのですが、なぜかそれがお大師さんだったということになって、「対面の桜」なるものが高野山にはあります。

コメント